プロジェクト部blog@愛知県自閉症協会・つぼみの会

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教育

8月27日開催【教育セミナー】みんなで考えよう 先生と保護者の上手な合理的配慮のはじめ方

【教育セミナー】みんなで考えよう 先生と保護者の上手な合理的配慮のはじめ方

4月から始まった障害者差別解消法。学校等で合理的配慮を求められるようになりました。「でも、どうやって始めるの?」「誰に話せばいいの?」「うまく伝えられるかしら」といった心配や疑問をよく聞きます。
今回は、星槎名古屋中学校でカウンセラーをされている藤田優里香先生をお招きして、支援の現状、実際に行われている支援の紹介等をお話していただきます。
事例検討やロールプレイ(役割を決めての対話)も行い、実践的に先生と保護者、みんなで考えます。そしてはじめましょう。子どもたちのための合理的配慮を!

・日時:2016年8月27日(土)  13時半〜16時 受付開始13時
・会場:とよかわボランティア・市民活動センタープリオ
(住所:豊川市諏訪3丁目300番地 豊川プリオ4階)
(アクセス:電車:名鉄諏訪町駅より徒歩5分 バス:豊川体育館前下車)
・対象:保護者・先生・支援者など、どなたでもご参加できます
・参加費:500円 *愛知県自閉症協会会員は無料です* 
・定員:50名
・申込方法:こくちーずからお申し込みください。 申込期限:8月19日
http://kokucheese.com/event/index/412019/
・主催:NPO法人愛知県自閉症協会・つぼみの会 運営協力:NPO法人ゆう
20160827教育セミナー

<藤田優里香先生のご紹介>
【現職】
星槎名古屋中学校 スクールカウンセラー(学校心理士)、特別支援教育コーディネーター

【経歴】
奈良教育大学大学院(修士)修了
奈良県高円高等学校カウンセラー
三重県特別支援学校西日野にじ学園講師

【報告】愛知県自閉症協会・つぼみの会総会 河本本芳先生記念講演レポート

2015年5月19日に開催した愛知県自閉症協会・つぼみの会総会での記念講演として、愛知県立みあい特別支援学校の前校長である河本本芳先生にお話をいただきました。

特別支援教育のあり方について、非常に多くの示唆を与えてくれる講演でした。

『継続・一貫した支援のために』~共有すべき理念とツール~の報告(プロジェクト部 花島紀秀)

2014年につぼみの会プロジェクト部で学校見学に行った、その特別支援学校(小学部)の第一印象は、静かで(普通の小学校より!)穏やかな空気が流れているというものでした。

「そっち行っちゃダメ」のような声も聞こえず、子どもの手を引いている先生はおらず、障がいが重そうな子や、調子の悪そうな子どもの斜め後ろに、先生は控えている。そんな様子でした。
子どもたちは、多くの教育現場でともすると見かける、「何か分からないまま、連れられて、従う」という時間を過ごしているのではなく、何をするのかが分かっている。
すなわち、主体的に授業に参加しているのです。子ども達がそういう顔をしています。

「こうすればいいんだよね。わかるよ。」と。
その実践を支える取り組みについてお話してくださいました。

ここからが河原先生の今回の講演です。

1 「教員が何をもとに特別支援教育を考えていくか」

以下の3つの視点について話されました。

(1)人権を考える視点
まずは、教員には、高い人権意識が必要。教員が、人権と教育をどの位具体的に結びつけるイメージが持てるかにかかっている。
・障害者権利条約―――自己の価値についての認識を十分に発達させ個人に必要とされる合理的配慮が提供されること。
・CFの障害観―――環境操作によってより豊かな生活を目指す視点

自分らしく 意欲的に 安心して いきいきと暮らす


(2)支援者の視点
支援者=教員という視点で。
本人の思いをイメージし、「主体性の芽を育てる」自分の伸びる力を育てる、芽を引っ張るのではなく。ということでした。
次のステップへの準備をしながら待つ‥本人が持っている可能性が出てくるのを待つ感覚なのだと思います。

自己肯定感を尊重し 意欲的にできる環境を整え 主体性の芽を育てる


(3)支援者を支援する視点
学校が組織として機能していくために、継続・一貫した支援のために、個人の荷重負担、思い込みの防止。
・子どもの観察における視点の共通理解―――明確な共通指標によるアセスメント、人材育成のシステム作り。

2 特別支援教育力の基本構造について

下表について、「プロンプトなどの援助刺激は、徐々に減らせるように計画的に取り入れるもの。できることを増やすステップもあるが、援助を減らしていけるようにするのも重要なステップ」など、本人主体の思いを実現するための特別支援力の構成を説明してくださいました。
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教育(療育)は自閉症の本人の人生の豊かさを大きく左右するもの。この、本人に合った教育を受ける権利は憲法にも規定される基本的人権です。

教育、療育の問題は、「権利擁護」の最重要課題であることが分かります。

私たちが学校見学で感動した教育実践は、アセスメントをはじめ、共通のツールを持ち、高い人権意識を養い、チームで継続・一貫した支援をする、そういった取り組みによって実現しているのだとわかりました。

講演会資料は以下のとおりです。コンパクトな中にエッセンスが詰まっています。ぜひご覧ください。
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プロフィール
ギャラリー
  • 【1月29日開催】医療と上手に付き合う方法〜自閉症に対して医療は何ができるの?2017 in 岡崎
  • 【12月10日豊橋開催】明石洋子さん・徹之さん講演会
  • 8月27日開催【教育セミナー】みんなで考えよう 先生と保護者の上手な合理的配慮のはじめ方
  • 【報告】7月2日 医療セミナー「医療と上手に付き合う方法」
  • 【報告】7月2日 医療セミナー「医療と上手に付き合う方法」
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  • 【7月23日開催】スーパー又村塾@つぼみの会 どう使う?障害者差別解消法
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  • 【7月2日開催】医療と上手に付き合う方法2016 in名古屋