遅くなりましたが、つぼみプロジェクト部9月企画会議の報告をします。
・日時:平成27年9月19日(土)13時30分から16時30分
・会場:あいトピア豊橋(豊橋市前畑町115)多目的ホール
今回プロジェクト部は、「みんなで学校教育(特別支援教育)を考えよう~本人の人生を豊かに、地域の福祉・家庭を支える特別支援教育を目指して~」というテーマで、プロジェクト部が学校教育にアプローチしていくための作戦会議を開催しました。
円を作って恒例のチェックインの後、「本人のための教育(教育に求めるもの)」「学校教育における「親の役割」」「理想の教育現場となっていくには」の3つのテーマテーブルを作り、ワールドカフェ形式で話し合いをしました。
名古屋市の公立中学校や武豊町の町立小学校での暴行傷害事件の報道に接して、今こそ本人のためになる教育を考える時だと考えます。
わたしたちの提案はまだ荒削りではありますが、ご一読いただき、ぜひ一緒に考えて、変化を起こしていきたいと願っています。
各テーブルでの話し合ったことのまとめをシェアします。
・日時:平成27年9月19日(土)13時30分から16時30分
・会場:あいトピア豊橋(豊橋市前畑町115)多目的ホール
今回プロジェクト部は、「みんなで学校教育(特別支援教育)を考えよう~本人の人生を豊かに、地域の福祉・家庭を支える特別支援教育を目指して~」というテーマで、プロジェクト部が学校教育にアプローチしていくための作戦会議を開催しました。
円を作って恒例のチェックインの後、「本人のための教育(教育に求めるもの)」「学校教育における「親の役割」」「理想の教育現場となっていくには」の3つのテーマテーブルを作り、ワールドカフェ形式で話し合いをしました。
名古屋市の公立中学校や武豊町の町立小学校での暴行傷害事件の報道に接して、今こそ本人のためになる教育を考える時だと考えます。
わたしたちの提案はまだ荒削りではありますが、ご一読いただき、ぜひ一緒に考えて、変化を起こしていきたいと願っています。
各テーブルでの話し合ったことのまとめをシェアします。
【テーブルテーマ1:本人のための教育(教育に求めるもの)を考えよう】
教育基本法は、「国及び地方公共団体は、障害のある者が、その障害の状態に応じ、十分な教育を受けられるよう、教育上必要な支援を講じなければならない。」(第4条第2項)と定めている。ところが、親たちは、教育の場面で「どこまで特別扱いを求められるか」を常に気にしながら関わっている。個別に必要な支援が講じられることが法で定められているにも関わらず、「通常学級では特別扱いはできません」と言われてしまうことがある。
そこには、「みんなと同じにふるまうこと=社会性である」という教員の思い込みがあるように思う。「学校で社会性を身につけさせる」ことが「みんなと同じにふるまうこと」だと強制された場合には、個別の配慮が必要な子どもたちははじき出されてしまう。
「特別な配慮が必要な子どもは特別支援学級か特別支援学校へ行けばいい」という考え方は、通常学級に多く在籍する支援を必要とする児童たちへの配慮の無さを正当化してしまう誤った考え方。いま一度、教育基本法の理念に立ち返って「本人のための教育」を実現していく必要がある。
親としては、個別の支援について教員と一緒に考えて、チームとして教育に関わっていきたいと思っている。そのために共通のゴールと道筋を共有するために、「個別支援計画」を、支援を必要とする子どもすべてのために作成して学校と親をはじめ関わる人全員が共有して活用していこう。
【テーブルテーマ2:学校教育における「親の役割」とは?】
親の役割は「子どもが学べる環境を整えること」
そのために親が出来ること
1 個別の教育指導計画をフル活用する!
→内容を充実させるために、ことある毎に持ち出していく
→内容も含め、活用の仕方を勉強する
2 チームを作る!(親だけでは無理なので、第三者の助けを借りる)
→専門家や地域にいる支援者を巻き込み、理解者を増やす
・相談支援専門員・スクールカウンセラー・主治医
・PTA役員・学校評議委員・自治会長・区長
・学校ボランティア・主任児童委員 ほか
3 教員の質を高める
・コンサルテーションを入れてもらう←ハードルが高そう。嫌がられる。
→他の保護者や別のクラスの先生などから薦めてもらうのはどうか?
【テーブルテーマ3:学校教育における「理想の教育現場となっていくには」】
~安心の保証・アセスメントに添った学習環境の確保と情報共有~
一人ひとりの特性にマッチした、生活の安定が保証された学習環境を年齢によっての切れ目無く(連続性)、場面が変わっても、支援内容に共通性があるように(一貫性)確保すること。
1 生活の安定
(1)幼保、小学校、中学校の支援の連続性(縦割り意識の撤廃)
発達障害児は環境の変化に弱い。入学時のショックが起きないように、全ての発達障害の心配のある子ども対象に、体験登校・本人に有効な支援手段の確認の機会をもつ。(現在、希望した保護者の同伴の場合、お願いすれば可能)
(入学してから、こじらせて手を焼くより格段に労力もかからないことを理解すれば実現性は高い?)
(2)学校に対して第三者から支援の改善要求のルートの確保
中学校では、生徒同士の対人トラブルや小学校教員に比較して世話をするという意識が弱い中学校教員では、内申点に響くことがあり、本人や保護者が担任に意見しにくい。改善要求のあとの、追跡フォローも必要。(改善要求の出所はわかるため。)
2 客観性のある個別の教育支援・指導計画の作成、運用・情報共有
アセスメントに基づいた、教育・家庭・医療・福祉の情報共有されたマスタープランとしての個別の教育支援・指導計画の作成、運用。
→客観的な、広い視野での本人の把握に基づいた計画が必要
→作成と評価・修正を担任1人に任せない。本人を知っている複数(医療・家庭・福祉施設)による計画の評価、修正。(客観性の確保)
3 人材育成
(1)教員養成のカリキュラムの見直し、計画的な研修計画の実行
ABAや自閉症の認知の特性、オーソドックスな支援手段を教員全体が身につけ、指導計画や教育相談での共通言語となるようにする。
4 よい教育実践の評価・普及、教育研究への参加
(1)教室内でのよい取り組み、試みを、積極的に評価・強化する。
個別の取組みなどで、よい取り組みは教員本人のみならず、上司や教育機関に対し、評価、強化することによって、継続、普及することができる。
(2)学校現場の研究発表を団体が共有し評価→普及
教育研究は、毎年、多数行われ、すばらしい取り組みも散見するが、「研究発表は研究」止まりになる事が多い。研究発表を共有し評価することで、普及につなげる。
(3)教育研究の研究テーマ出しに参加する。
★理想の学校、目標になる学校を作る。★
教育基本法は、「国及び地方公共団体は、障害のある者が、その障害の状態に応じ、十分な教育を受けられるよう、教育上必要な支援を講じなければならない。」(第4条第2項)と定めている。ところが、親たちは、教育の場面で「どこまで特別扱いを求められるか」を常に気にしながら関わっている。個別に必要な支援が講じられることが法で定められているにも関わらず、「通常学級では特別扱いはできません」と言われてしまうことがある。
そこには、「みんなと同じにふるまうこと=社会性である」という教員の思い込みがあるように思う。「学校で社会性を身につけさせる」ことが「みんなと同じにふるまうこと」だと強制された場合には、個別の配慮が必要な子どもたちははじき出されてしまう。
「特別な配慮が必要な子どもは特別支援学級か特別支援学校へ行けばいい」という考え方は、通常学級に多く在籍する支援を必要とする児童たちへの配慮の無さを正当化してしまう誤った考え方。いま一度、教育基本法の理念に立ち返って「本人のための教育」を実現していく必要がある。
親としては、個別の支援について教員と一緒に考えて、チームとして教育に関わっていきたいと思っている。そのために共通のゴールと道筋を共有するために、「個別支援計画」を、支援を必要とする子どもすべてのために作成して学校と親をはじめ関わる人全員が共有して活用していこう。
【テーブルテーマ2:学校教育における「親の役割」とは?】
親の役割は「子どもが学べる環境を整えること」
そのために親が出来ること
1 個別の教育指導計画をフル活用する!
→内容を充実させるために、ことある毎に持ち出していく
→内容も含め、活用の仕方を勉強する
2 チームを作る!(親だけでは無理なので、第三者の助けを借りる)
→専門家や地域にいる支援者を巻き込み、理解者を増やす
・相談支援専門員・スクールカウンセラー・主治医
・PTA役員・学校評議委員・自治会長・区長
・学校ボランティア・主任児童委員 ほか
3 教員の質を高める
・コンサルテーションを入れてもらう←ハードルが高そう。嫌がられる。
→他の保護者や別のクラスの先生などから薦めてもらうのはどうか?
【テーブルテーマ3:学校教育における「理想の教育現場となっていくには」】
~安心の保証・アセスメントに添った学習環境の確保と情報共有~
一人ひとりの特性にマッチした、生活の安定が保証された学習環境を年齢によっての切れ目無く(連続性)、場面が変わっても、支援内容に共通性があるように(一貫性)確保すること。
1 生活の安定
(1)幼保、小学校、中学校の支援の連続性(縦割り意識の撤廃)
発達障害児は環境の変化に弱い。入学時のショックが起きないように、全ての発達障害の心配のある子ども対象に、体験登校・本人に有効な支援手段の確認の機会をもつ。(現在、希望した保護者の同伴の場合、お願いすれば可能)
(入学してから、こじらせて手を焼くより格段に労力もかからないことを理解すれば実現性は高い?)
(2)学校に対して第三者から支援の改善要求のルートの確保
中学校では、生徒同士の対人トラブルや小学校教員に比較して世話をするという意識が弱い中学校教員では、内申点に響くことがあり、本人や保護者が担任に意見しにくい。改善要求のあとの、追跡フォローも必要。(改善要求の出所はわかるため。)
2 客観性のある個別の教育支援・指導計画の作成、運用・情報共有
アセスメントに基づいた、教育・家庭・医療・福祉の情報共有されたマスタープランとしての個別の教育支援・指導計画の作成、運用。
→客観的な、広い視野での本人の把握に基づいた計画が必要
→作成と評価・修正を担任1人に任せない。本人を知っている複数(医療・家庭・福祉施設)による計画の評価、修正。(客観性の確保)
3 人材育成
(1)教員養成のカリキュラムの見直し、計画的な研修計画の実行
ABAや自閉症の認知の特性、オーソドックスな支援手段を教員全体が身につけ、指導計画や教育相談での共通言語となるようにする。
4 よい教育実践の評価・普及、教育研究への参加
(1)教室内でのよい取り組み、試みを、積極的に評価・強化する。
個別の取組みなどで、よい取り組みは教員本人のみならず、上司や教育機関に対し、評価、強化することによって、継続、普及することができる。
(2)学校現場の研究発表を団体が共有し評価→普及
教育研究は、毎年、多数行われ、すばらしい取り組みも散見するが、「研究発表は研究」止まりになる事が多い。研究発表を共有し評価することで、普及につなげる。
(3)教育研究の研究テーマ出しに参加する。
★理想の学校、目標になる学校を作る。★